整体の起源
- 整体という言葉は、
- 大正時代から使われるようになりました。山田信一氏の「山田式整體術講義録」が、現代の整体の元祖になっています。
しかし、この「山田式整體術講義録」は、アメリカの整骨医療である、オステオパシーの技術を紹介したものなので、「なんだ整体のルーツはアメリカなのか」と思われがちなのですが、実はオステオパシー(A・T・スティル創始)の元々のルーツが、日本古来の柔術の活法であるとも云われています。
古来から柔術の各流派に伝わる活法は、師範や高弟のみにしか伝授されぬ秘伝中の秘伝(奥伝)とされていたので、昔から殆ど表に出てくる事はありませんでした。
明治時代の新しい医療制度による当局の取締によって、貴重な技術である活法は失伝の憂き目を見、現在ではほんの数人にしか伝わって残っていないのが現状です。
- 山田式整體術の骨格図
- 山田式整體術講義録原書